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書評〜「固有名詞」子育て―ふつうの子でも知らぬまに頭が良くなった55の方法

評価:
加藤 久美子
¥ 1,470
コメント:なかなかユニークな子育てで、読み物として面白いです。

暁星国際小学校にお子様を通わせているママが書いた育児本。
といっても、著者の加藤さんは本職がライターなので文章はとても上手。

小学校に入学させるだけなら普通のことだが、この子が他の子と違うことは、TOEIC900点、最年少5歳で英検2級、様々な資格を取得し、3000台のミニカーや600台の携帯モックを車種、機種、会社等、詳細に識別する能力を持つスーパー小学生なのだ。 

このような子どもを育てることに結果的に有効だったのではないか、としている説がタイトルにもなっている「固有名詞」子育て、というもの。 
僕もここまで徹底は出来ていないが、赤ちゃんだからとか小さいからという理由で「ブーブー」とか「おまんま」とか言うのがこっ恥ずかしかったので、小さいうちから大人が使うのと同じ言葉で接してきた。その点で著者の行動は共感出来る部分があった。

個体を識別するぐらい細かなキーワードで話をすると、その意味を説明したり、そのキーワードの抽象化された概念を説明したりする必要に迫られるから、自然に語彙が増えて行く、という説である。 

例えば車も、「ブーブー」とか単純化せずに、「BMW 320d」と教えてしまう。
すると、「BMWはメーカー名」「3はシリーズ名」「20は排気量(2リットル)」「dはディーゼルエンジン」という風に意味を教える必要がある。
そこから派生して、たくさんのメーカーがあること、シリーズがあること、排気量、エンジンの様式など、様々な会話が出来てしまい、これがそのまま語彙になって行く、というわけだ。

育児手法の解説本というより、エッセイに近い体裁である。
254ページあるが、そのうちの55ページはタイトルページである。
正味199ページということになるが、文字も大きく読みやすい。
数時間あれば読めてしまうだろう。
育児の合間、教育の合間に楽しみがてら読んで、使えそうなところは使う、といった気楽な気持ちで読めば視野が広がると思う。

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comments

はじめまして!著者の加藤です。こちらの書評、今見つけました(#^^#) 共感をいただけてとても嬉しいです!BMW 320dのくだりは、その通り!秀逸な解説をありがとうございます。息子は現在公立中学校に通っていますが、公立は公立で学ぶところも大変多く、良い刺激になっています。相変わらずミニカー、ガジェット好きです。

   

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